ワーホリする他の地域と比べバンクーバーは温暖で過ごしやすく、よく選ばれる地域です。多くの日本人がカナダ・バンクーバーでのワーホリを決めることも珍しくありません。
そしてワーキングホリデーの特徴として『現地で働ける』ビザとなっています。ワーホリを考える際にお金の計算はまず最初に行いたいと思うので、実際に現地で働いている僕から1ヶ月どれくらい稼げるのかということについてお話していきたいと思います。
ただしこれはあくまでもバンクーバー、BC州での例だということを覚えておいてください。カナダ全土に当てはまることではありません。
※カナダでは州によって最低賃金が異なるからです。
最低賃金は$12.65
バンクーバーのあるBC州(ブリティッシュ・コロンビア州)では最低賃金は$12.65と定められています。実は2018年6月の改定により最低賃金$11.35からの引き上げとなりました。今後も2021年には最低賃金が$15.20まで引き上げられることが発表されています。
最低賃金が分かればあとは簡単です!何時間働くかだけです。カフェや居酒屋、ジャパニーズレストランでは日本同様にフルタイムで長期働ける人材を欲しているので、短時間勤務となることはあまりなさそうです。
そしてお給料は時給だけじゃないんです…。もう気づいている方もいると思いますが!
貰えるチップの額は$3~???
なんとカナダではチップ文化が存在しているので、時給のお給料以外にも『チップ』を貰うことができます?とクエスチョンマークを付けた理由は…キッチンだともしかしたらもらえないことがあるかもしれません。応募、面接の際にしっかりと担当の方に質問した方がいいです。
ちなみに上記の場合だとサーバー$13、キッチン$14のようにそもそも時給の値段が異なる場合があります。もちろんサーバー、キッチン共に時給金額は同じでキッチンも同額のチップを貰えるところもあります!
僕の場合は1時間あたり$3~4チップを貰えました。つまり1日7時間働けば、約$20チップを貰えるという計算となります!もはや食費はチップだけで賄えますね!(笑)
チップはそのままもらえるところもあるかもしれませんが、後からチップを付与されるところが多いようです。僕の働いているお店ではパーセンテージでチップ金額が定められているため、仕事の頑張りようではチップの金額も上がっていきそうです。
お給料から約15%の税金が引かれる
給料日は月に2回と定められており銀行に振り込みもしくは、小切手という形式で頂くことになります。
実際に週4日7時間働いたとして月112時間働いたとしましょう。
例:112時間×$12.65=$1416.8 ここでtaxが15%発生するので
①1416.8×0.85=$1204.28 こちらが時給で頂くお給料となります。
先ほどのチップの話を組み合わせると、1日に$20もらったとして
例:4(7時間が週に4回)×4週間(1ヶ月)=16
②$20×16回=$320 という金額となります。
①+②と合わせると=約1ヶ月あたり$1524となります。ほぼフルタイムで働けば約$1524稼げます!最初と最後の1ヶ月は働けなくても単純に$1524×10ヶ月=$15240は稼げる計算になります。
実際にかかる固定費は住宅分くらいしかないので、あとは食費や学費などいろいろ計算してみてはいかがでしょうか?ただしこの計算例は何度も言うようにフルタイムで入った時のものです。
厳しい労働基準
ここからは日本とは違った労働基準、労働環境のお話です。カナダでは労働基準時間として1日8時間、週40時間と定められています。この基準を仮に超えることがあったとするならば1.5倍の残業代、さらに12時間以上であるならば2倍の残業代がお給料として振り込まれます。
そのためカナダ会社では無駄に余計な金額を払いたくないせいか、従業員がしっかりと定時に帰ります。日本と違ってカナダの会社員の方は優雅に定時帰りしているのです。
また国が定めた休みの日に働く時は通常の1.5倍の給料となります。仕事を始めて1ヶ月以上経っていること、また半分以上出勤していることが条件とはなりますが、積極的に休日は出勤してお金を稼ぐのもアリだと僕は思います。
実際に仕事をするにはどうすればいいの?
簡潔に言うと、地域の掲示板がインターネット上にあるのでそこで仕事を探すのが1番効率が良いと思います。以前紹介したJPcanadaやe-mapleといった掲示板で日本のレストランであればすぐに見つけることができます。
自分がしたい仕事の求人がなければお店まで行って、レジュメを渡し面接してもらうように頼んだ方が手っ取り早いでしょう。実際にネットからやり取りするのも面倒だった僕は店頭で面接を漕ぎつけそのまま働くこととなりました。
まとめ
以上をまとめると1年のワーホリで100万円以上の資金を稼ぐことができます。全くお金がなく現地に来たとしてもためたお金から学校に通うことも可能だと言えます。
余談ですがサーバー業務をしている方はフルタイムで働くことが少ないのでほとんどの人が掛け持ちで仕事をしています。ジャパレス、一方は現地のカフェでというように上手く使い分けながら仕事している方もいるようです。
稼ぐためにはやはり飲食店が効率が良いでしょう。そして人気のあるお店だとチップも弾みます。お金を取るかしたい仕事を取るかであなたのワーホリも左右されるかもしれませんね。